

2000年よりブルーベリーの苗を愛知県、三好町(現在:みよし市)にて植え始め、2003年に初収穫、2004年より摘み取り園を開園し現在に至っています。
ブルーベリーはそのかわいらしい果実の栄養学的評価もすばらしいですし、栽培者にとっての多くのメリットがあります。ブルーベリーは無農薬栽培が可能なこと、背が低いので脚立や三脚を使用しての作業が無いこと、果実が大きく重くないこと、収穫期間が1ヶ月と比較的分散されることなどは、有利な点です。
逆に1本の木でも一度に熟さず、一粒一粒が1ヶ月間に徐々に熟しますので、毎日または数日おきに少しづつ収穫しなければなりません。
この熟期の特性は有利にも不利にも働きます。
また、よく付く害虫もあります。病気も皆無ではありません。根が浅く細いため、土壌環境に敏感ですし、台風で木が傾くこともあります。それなりの管理と苦労は必要です。
皆様のお越しをスタッフ一同お待ちいたしております。



ブルーベリーには、アントシアニンという成分が含まれています。
青や紫系の色素成分で、抗酸化物質であるポリフェノールの一種で主に目の健康維持に役立つとされています。
アントシアニンは、目の網膜にあるロドプシンという光センサーに作用することがわかっています。
ロドプシンは、目で見た映像を電気信号に変換して脳に伝える役割をしていますが、光の刺激によって分解され、暗部で再合成されるというサイクルを繰り返しています。
ところが、ドロプシンは目を酷使して疲れてくると、再合成が追いつかなくなって、分解と再合成のバランスが取れなくなっていきます。またロドプシンは、加齢によっても減少します。
ロドプシンが少なくなると、脳への信号が伝わりにくくなってきますので、目がチカチカとかすんで物が見えにくくなっていきます。
そんなとき、ブルーベリーのアントシアニン色素を摂ると、ロドプシンの再合成を活性化させる働きをしてくれるのです。
この作用により、視覚の機能がよく働き、眼精疲労や目のかすみなどを緩和する効果が期待できます。
この他にもアントシアニンには、毛細血管の保護・強化作用、抗潰瘍作用、循環改善作用、抗炎症作用などがあることが確認されています。また、強力な抗酸化作用を持つことから、ガンや老人性認知症の予防効果を示唆する研究結果も報告されています。

