



私共が、二酸化塩素という薬剤に出会ったのは1980年代にさかのぼります。
当時、名古屋で開催された外食産業系の展示会において、ある出展者から日本における水の殺菌についての説明がありました。これが、二酸化塩素に取り組む最初の出会いになったのです。
説明では、「○○安定化二酸化塩素」という商品は二酸化塩素を水の中に閉じ込め、その状態を安定化させた物だということでした。
また、近い将来(当時)厚生省より上水道の殺菌剤として認可されるだろうとのお話だったのです。調べますと、当時WHOにおいて、二酸化塩素は塩素(次亜塩素酸ナトリウム)と比べ殺菌力が高く、発癌性物質であるトリハロメタンを生成しないなど、A1ランクに認定され、その効力と安全性が認められていいたにもかかわらず、日本ではほとんど知られていない状況でした。このすばらしい薬剤を日本に普及させたいという思いから、「○○安定化二酸化塩素」の販売に着手したのが、間もなくの事です。
しかし、この「○○安定化二酸化塩素」の殺菌効果試験を日本食品分析センターに何度も依頼しましたが、私共が期待するような良い結果は得られませんでした。さらに、調査するなかで、この商品はいわゆる「安定化二酸化塩素」と呼ばれるもので、二酸化塩素とは性質の異なる物質であることが理解できました。
1980年代後半、当時のダイセル化学との共 同研究により安定化二酸化塩素とは全く異なる高純度の二酸化塩素水(純粋二酸化塩素水)の製造に成功するに至り、さらに1992年12月には安定的に製造供給する体制を確立できました。
1993年、この純粋二酸化塩素水による殺菌効果試験を日本食品分析センターに依頼しました。これが、実にすばらしい結果だったのです。すなわち、地球上で最も殺滅が困難な細菌芽胞を 短時間・低濃度で殺菌することが証明されたのです。この結果こそ、当社が製造する二酸化塩素水が、WHOでA1ランクに認定され、科学文献上、すばらしい殺菌効果と安全性が確認されてきた「二酸化塩素」であることの証明でした。
現在では「二酸化塩素」という言葉は広く認知されるようになり、様々な商品が販売されるようになりましたが、【安定化二酸化塩素】と【二酸化塩素】を混同し、故意か過失か、【安定化】商品に対して純粋二酸化塩素の殺菌効果データを使用したものが多く見られます。また、他社製品の調査過程で、二酸化塩素含有とうたいながら、全く二酸化塩素が含まれていない商品まであることに驚かされています。
二酸化塩素に対する科学的知見も30年前と比較して飛躍的に多くなり、他の殺菌剤と比べて優位な点ばかりではなく、ミクロ的な分析技術の進歩により生成副産物の毒性なども徐々に明らかになりつつあります。それにもかかわらず、その取り扱い上の安全性・効果等考慮すると優位性は少しも衰えていませんが、他の殺菌方法との組み合わせ等、最も少ないリスクで最大の効果を上げる使用方法の模索はこれからの課題となるでしょう。

- 会社名
- パスタライズ株式会社
- 所在地
- 〒470-0207 愛知県みよし市福谷町落合17番地
- 設 立
- 昭和62年7月7日 パスタライズ有限会社
- 平成3年4月12日 パスタライズ株式会社
- 資本金
- 1000万円
- 代表者
- 水谷博良
- 連絡先
- TEL 0561-36-0011 FAX 0561-36-3333
- Eメール
- info@pasteurize.co.jp
- 事業内容
- 二酸化塩素水溶液製造販売、二酸化塩素生成機販売、業務用洗浄剤製造販売、
- 鮮度保持フィルム(OSP特殊変性防止剤)製造販売、溶解性固定化微生物剤製造販売、
- 総合濃縮ミネラル販売、化成品販売、環境保護商品の開発
- 主要取引先
- 名エン株式会社、石光商事株式会社、日本珈琲貿易株式会社、株式会社折兼、
- 江部松商事株式会社、伊藤忠食品株式会社
- 取引銀行
- 豊田信用金庫 名古屋銀行


パスタライズ株式会社
〒470-0207
愛知県みよし市
福谷町落合17番地
TEL:0561-36-0011
FAX:0561-36-3333
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