


二酸化塩素は、その安全性の高さが誇大に広告されることがありますが、殺菌性能(Ct値が低い)があるものに(天然物を含めて)全く無毒の物質はありません。濃度等の条件によって毒性が発現します。毒性学の祖といわれるParaculsusが「全ての物質が有毒であり、有毒でない物質はない。ただ有毒でない使い方があるだけである」と述べている通り、安心して使用できる量・使用方法を見極めることが安全性評価の本質です。
二酸化塩素、亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、塩素、オゾンの物理化学的性質、毒性評価(毒性症状、急性毒性、発癌性、水生生物に対する影響)、法規制、許容濃度、管理手法などに関して比較しました。